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第166回 披 講
第252回 披 講
番号     俳 句 & コメント・読み替え  
◇ 1 番 新米を掻込む吾らの顔の飯  
コメント ※俳句は1人称で詠むので吾らは省略し  
    詠替えて ※新米を掻き込む顔に飯の粒  
◇ 2 番 病窓に 月の欠けたる 年の暮  
コメント ※切れを入れてメリハリを  
    詠替えて ※病窓の欠けたる月や年の暮  
        年の瀬や上弦の月病室に  
◇ 3 番 着ぶくれてに覚束なくに歩を進め  
コメント ※着ぶくれて「に」? 覚束ない(おぼつか)  
詠替えて ※着ぶくれて覚束なくも歩を進め  
◇ 4 番 電飾の街異国如年の暮れ  
コメント ※季語に送り仮名不要。助詞入れて分り易く  
詠替えて ※異国めく電飾の街年の暮  
        異国の如き電飾の街年の暮  
◇ 5 番 紅葉散る挽き臼逆さの伝い石  
コメント ※説明し過ぎ  
詠替えて ※散紅葉臼も敷き詰め伝い石  
◇ 6 番 あの顔も この顔もあり 忘年会 
コメント  
    詠替えて ※諸々の顔の揃いぬ歳忘  
◇ 7 番 起死回生年末ジャンボ夢乗せて  
コメント ※起死回生で夢乗せての気持ちは分かる  
詠替えて ※起死回生年末ジャンボ宝くじ  
◇ 8 番 着ぶくれて我が身おろかな余生あり  
コメント ※句は1人称が主。我が身は省略  
        「おろか」には「愚か」と「疎か」があるが  
    詠替えて ※着ぶくれて疎かな余生でありにけり  
◇ 9 番 木守柿狙うは知恵者爺の影  
コメント ※中八なので「は」カット。木守柿は鳥達への  
        お裾分け、木への感謝、豊作祈願等で残す  
詠替えて ※木守柿狙う知恵者守る爺  
       木守柿離れ見守る爺の影  
◇ 10 番 瑠璃向こう離宮の庭の小春かな  
コメント ※瑠璃:ガラスの古名  
    詠替えて ※瑠璃越しの離宮の庭や小春空  
◇ 11 番 風落ち葉払う術なく立ち尽くす  
コメント ※風落ち葉=>具体的な木の名前又は落葉で  
    詠替えて ※落葉期払う術なく立ち尽くす(落葉:ラクヨウ)  
        銀杏落葉や払ふ術なく立ち尽す  
◇ 12 番 冬晴れやベンチで戯れる迷い猫  
コメント ※歳時記では「冬晴」。   
        戯れる=じゃれる) と読ましているのかな  
詠替えて ※冬晴やベンチで戯れる迷い猫   
        冬うららベンチで眠る迷い猫  
◇ 13 番 水面に小波漂う冬めける  
コメント ※「漂う」も「冬めける」終止形。順番変えると  
詠替えて ※水面に漂う小波冬めきて  
◇ 14 番 句碑辿る伊予の細道冬木の芽  
コメント  
詠替えて  
◇ 15 番 逆風を 越えて迎へし 冬至粥  
コメント  
詠替えて ※   
◇ 16 番 厳寒の大渋滞の風抜けて  
コメント  
    詠替えて ※   
◇ 17 番 初雪やうらばやに去る鷲ケ頭  
コメント ※「鷲ヶ頭」?  
詠替えて  
◇ 18 番 名月や山河の寝息惜しみけり  
コメント ※一句の中で切れ字は一個(や又は けり)  
    詠替えて ※名月や山河は寝息惜しみをり  
◇ 19 番 古日記最後のページに入選句  
コメント ※このままでもいいが上下を入れ替えて  
    詠替えて ※入選句最後に記する古日記  
◇ 20 番 紙飛行機よ彼の地まで飛べ寒の空  
コメント  
詠替えて  
◇ 21 番 軒下や日向三婆柿を干す  
コメント ※「や」は軒下でなく婆を強調  
詠替えて ※軒下の日向三婆や柿を干す  
        軒下の日向の婆や柿を干す  
           
若草句会 掲示板
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       俳句を詠む時に気を付ける事の一つに          
  
俳句は短い詩なので、言いたい事を全て書いてしまわないで省略して
読み手に想像して貰う。
色々な読み方がされる程面白く楽しい俳句になります。
  
季語を信頼し、季語に思いを託します。原則として一句に一季語です。
季節は原則当季で詠みます。どうしても必要なら少し先の季節でも可。

 (過ぎ去った季節では季語の力が弱くなる) 

  
取り合わせの句では、中七、下五で季語の説明にならない様にし
中七、下五は上五と無関係の事を詠みます。
  
季語に送り仮名は不要です。歳時記で確認して使う様にしましょう。
例 「書き初め」は「書初」、「福引き」は「福引」など
  
動詞は原則的に一句に一動詞です。多くなると句がまとまりません。
  
五七五の内で文字が字余りになる場合は上五に置くと気になりません。
中七、下五の字余りは句に締まりがなくなり、リズムも悪くなります。
 
 
 
 

 


       
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
       ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
            皆さんに紹介します。
   メールアドレス: i-yama0812@lapis.plala.or.jp
       このメールアドレスをクリックしても送れない場合は投句・選句の時のメールで
            送ってください。本ページに即反映いたします。

最終更新日時 R 7.12..27 PM 12. 0
紫 陽 花 の コメント
    「オミクロン」は感染症第5類に指定されました。感染者数の公表もしなくなりましたが
    結構感染者はいますので気をつけてくださいよ。
     我々は俳句を作成することに楽しみを持ちましょう。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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  とばについて 01  (オノマトペ)について
  ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
  「俳句の形と切れ」について再考
  「俳句の字あまり」について再考
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
  後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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番 号 入 選 13 句        俳 号
21 軒下や日向三婆柿を干す はなぶさ
紅葉散る挽き臼逆さの伝い石 高 越
病窓に 月の欠けたる 年の暮 逸 茶
19 古日記最後のページに入選句 高 越
冬立つや土かき分けて種の出づ べいこう
11 木守柿狙うは知恵者爺の影 べいこう
14 句碑辿る伊予の細道冬木の芽 高 越
12 厳寒の大渋滞へ風抜けて
あの顔もこの顔もあり忘年会 逸 茶
起死回生年末ジャンボ夢乗せて
13
水面に小波漂う冬めける 石の花
16 冬晴れやベンチで戯れる迷い猫
17 初雪やうらばやに去る鷲ケ頭 はなぶさ
 
令和7年12月1日~令和7年12月20日 投句分

    

番 号            特 選 5 句 俳 号
10 瑠璃向こう離宮の庭の小春かな 投票 5 票
15 逆風を 越えて迎へし 冬至粥 投票 4 票 逸 茶
18 名月や山河の寝息惜しみけり 投票 4 票 べいこう
8 着ぶくれて我が身おろかな余生あり 投票 3 票 石の花
4 電飾の街異国如年の暮れ 投票 3 票