番 号	俳　　　句	俳　号	得 票
1	春浅し海に白帆でかもめ飛ぶ	石の花	3 票
	(はなぶさ)のどかな景色が見えますね
	(　鶴　)　青と白とのコントラストがきれい
	(高　越)　早春の海辺の景色がみえます
2	漣の石手ダム湖や水温む	高　越	3 票
	(　鶴　)　今年も水不足の心配がないように
	(石の花)　石手ダム久しぶりに連想しました。
	季語がいいですね。
	(媛　香)　近くの川のせせらぎが春を告げる水温む
	良いですね
3	草萌えや大地の声を聞く如し	凡	5 票
	(べいこう)草こそ大地を一番よく知っている。
	(はなぶさ)春はすぐそこかな
	(　鶴　)　大地の声が良いと思う
	(高　越)　草萌えの勢いを大地の声を聞くごとしと
	表現しました
	(媛　香)　大地の声とは発想が良い感じですね
4	珈琲の滴ひかれて冬しぐれ	はなぶさ	1 票
	(逸　茶)　「珈琲の滴」が際立っています
5	水仙の一列並び隣庭	媛　香
6	嬰児立つ真っ赤な顔が春を呼ぶ	べいこう	2 票
	(　凡　)　子育ての感動の覚え有り。真っ赤な顔の
	表現や季語に成長の希望を託した。
	(高　越)　赤子がやっと立ち叫ぶ声が春を呼んでいる
	様に聞えたのですね
7	学兄の墓前に清か白梅花	逸　茶	2 票
	(べいこう)兄さんを偲ぶ白い梅味わい深い
	(媛　香)　先輩の墓前にたぶんお好きだった白梅を
	手向けられたのです
8	密やかに落つる春雪肩に消え	鶴	4 票
	(　凡　)　肩に消えが、雪の日の静寂な情景を
	浮かばせます。
	(逸　茶)　抒情に富んでます
	(高　越)　静かに落ちて来る淡い春の雪はすぐに消えて
	しまいます
	(石の花)　淡い春の雪に対しての感じが見事
9	徳島道より遥か山並み残る雪	高　越	1 票
	(はなぶさ)かなたの雪はきれいですね
10	生け垣の下に一列水仙花	石の花	1 票
	(べいこう)水仙を素直に詠まれました
11	山笑ふ研修会へ急く齢	凡	1 票
	(媛　香)　山は笑うが如し緑が芽吹き生きいきして
	いるのですね
12	カーテンを引けば見渡す山笑ふ	媛　香	2 票
	(　鶴　)　目前の雄大な景色が羨ましい
	(石の花)　窓外の開けた景色をよく表しましたね。
13	春まけて訛なつかし同窓会	逸　茶	3 票
	(べいこう)同窓会の国言葉は懐かしい
	(　凡　)　昔に返り、方言や言葉遣いでより親しみが
	蘇ります。季語も良い。
	(　鶴　)　春に向かって元気な同窓会
14	浅き春結婚式の報とどく	石の花	1 票
	(　鶴　)　冬から春への朗報
15	冬山や地を蹴る響き聴こえたり	はなぶさ	1 票
	(逸　茶)　雪崩でしょうか、不気味な状況が伝わって
	きます
16	裏庭の車庫の下には蛇の衣	媛　香
17	山里の飛宇の庭にも冬茜	べいこう	2 票
	(はなぶさ)美しい句です
	(逸　茶)　「飛宇」の使い方がいいですね
18	初午や数えて登る朱の鳥居	鶴	2 票
	(逸　茶)　「初午」と「朱の鳥居」が繋がっていて
	いいですね
	(高　越)　朱の鳥居が沢山ある神社は何処でしょうか
19	荒れ放題のふる里悲し蕗の薹	高　越	3 票
	(べいこう)蕗の薹は逞しいのに人間の無力さが
	わかります
	(石の花)　故郷は過疎の村、悲しいことですね。
	(媛　香)　山里の荒れ放題にも蕗の薹が芽を出して
	いる事に気が付きです
20	病得て足萎えの朝雪景色	逸　茶	2 票
	(はなぶさ)歩くことの一歩からね
	(　凡　)　朝としたことで、これから足でいろんな所へ
	行ける喜びが伝わります。
21	水仙花こちら向きをりあちら向き	凡	1 票
	(石の花)　水仙の花の様子を良く詠みましたね。
22	一万人駆ける伊予路の春浅し	鶴	6 票
	(べいこう)春のイベントはマラソン大会ですね、
	春を待つ気持ちがでています
	(はなぶさ)マラソンすごかったね
	(　凡　)　祝愛媛マラソン出場。寒空の中一万人の
	走者の挑戦の情景が蘇ります。
	(高　越)　一万人を超えるランナーの走りは見事でした
	(石の花)　万人のマラソン完走が目的の人も多いこと
	(媛　香)　寒さに負けず1万人のマラソンを必死で大円
	しました応援
23	千年の石碑や積もる雪ふむ	はなぶさ
24	流れ来る夢もいとしや水仙花	べいこう	2 票
	(　凡　)　水仙花に寄せる過ぎしはた。今も抱いている
	夢は、何だろう。読み手は想像を膨らませます。
	(逸　茶)　「流れ来る夢」抒情が掻きたてられます