番号	俳　　　句	俳　号	得票
1	爽やかや小道を独りさまよいぬ	石の花
2	1丁歩あっという間の刈田かな	べいこう	３票
	(石の花)　機械化の進んだ現代の農業をよく表しています。
	(媛　香)　機械で稲刈りです。アッと言う間に刈田に昔は一日掛かりでしたね
	(高　越)　コンバインの威力
3	車椅子コスモス畑の散歩道	鶴	2 票
	(逸　茶)　車椅子の散歩道が微笑ましいですね
	(　凡　)　車椅子に乗っている人、押していっる人とコスモス
	畑の取り合わせ。倖せの景色。
4	かの昔夜鳴きうどんの通る道	はなぶさ	３票
	(べいこう)夜鳴きうどんとは懐かしい。若き日を
	懐かしんでいます
	(石の花)　夜泣きうどん、徹夜仕事の楽しみでした。
	(逸　茶)　夜鳴きうどんが懐かしいですね
5	カルストの牛は我が家へ花芒	高　越	1 票
	(媛　香)　カルトスで散歩の牛も夕刻には我が家へ花芒が良いですね
6	秋夕焼けビル群の町釜山港	石の花
7	病得て面目もなし天高し	逸　茶
	☆ （コロナに罹った友人の弁）
8	秋爽や雄姿陽に映え高縄山	凡	2 票
	(　鶴　)　 陽に映えが上手い表現と思います。
	(高　越)　すばらしい高縄山の景
9	天高し齢を重ね孤独なり	石の花	3 票
	(べいこう)天高しですよ、孤独にまけず生きましょう
	(はなぶさ)みんな同好会仲間がいますよ。
	(　凡　)　すきとおった何所までも青い空、そんな爽やかな自然
	のなかで何故か孤独を感じる作者へのいたわりを！
10	刈り取りの落穂にカラス群れてをり	媛　香	1 票
	(　鶴　)　最近の異常なカラスの量ををいい得ている。
11	秋時雨黒猫逃げてポスティング	べいこう
12	秋空や一直線の飛行雲	凡	1 票
	(高　越)　空を仰ぐ景が見えます
13	銀杏散る平和通りに鳩が飛び	はなぶさ
14	星月夜五右衛門風呂の幼き日	鶴	5票
	(べいこう)五右衛門風呂とはなつかしい
	(石の花)　五右衛門風呂懐かしいですね。幼き日を
	思い出します。
	(媛　香)　外に備え付けられた五右衛門風呂懐かしく子供の頃に
	思いを馳せて星月夜が良いですね
	(逸　茶)　五右衛門風呂から見えた月が郷愁をそそります
	(　凡　)　ああそんな日もあったなあ。年老いた今見る美しい星
	月夜は変わってないのに。
15	祭り太鼓色とりどりの房揺れて	媛　香	1 票
	(はなぶさ)祭りの風勢がよみとれます。
16	捨つるのも拾うのもをり神無月	逸　茶	３票
	☆ （捨てる神あれば拾う神あり）
	(べいこう)捨てては拾うわれもまた
	(はなぶさ)釜山港へ帰れの曲が流れそうですね。
	(媛　香)　捨てるも拾うも居ります神様です神無月
17	新涼の里山めぐる心地よさ	鶴	2 票
	(はなぶさ)里山ハイキングも今人気ですね。
	(高　越)　実感です
18	藤袴咲きアサギマダラの途中下車	高　越	４票
	(べいこう)珍しい蝶々見たいです
	(石の花)　アサギマダラ洋上を越えてゆく感心する蝶々ですねえ。
	(媛　香)　途中下車の珍しい蝶々アサギマダラ？私は見たことが
	ありません(*^_^*)
	(逸　茶)　長距離移動の途中に寄ってくれたのですね
19	岩肌を映し深緑吉野川	凡	1 票
	(　鶴　)　川に映った状況が読み取れます。
20	厨窓開ければ刈田カラス群れ	媛　香	1 票
	(逸　茶)　カラスの群れが目に浮かびます
21	秋深しランプの宿屋旅ごころ	はなぶさ	2 票
	(　鶴　)　秋とランプの取り合わせが良い。
	(高　越)　宿のランプに情緒があります
	(　凡　)　ランプの宿でしみじみと旅愁にひたる作者。思うは何
	だろう。
22	本館の屋根の緑青青蜜柑	高　越	４票
	(べいこう)屋根の色とアオミカンいいですね
	(はなぶさ)青蜜柑は早生ですね。対比が良い。
	(石の花)　どうも県庁を題材にしているようですが
	珍しい取り組みですね。
	(　鶴　)　緑省の側に青い蜜柑が映えています。
23	新米の湯気にくねるや花かつを	べいこう	6票
	(はなぶさ)よいお出し汁を作られているのかな。
	(　鶴　)　くねくね動く映像が浮かびます。
	(媛　香)　炊きたてのそれも新米の湯気にクネクネ踊る
	花かつを面白いです
	(高　越)　花かつおが生きている様な動き
	(逸　茶)　食欲をそそります
	(　凡　)　旨い新米、おまけに鰹節をかけて。その動く様がよ
	り、白米の美味しさを表している。
24	うらぶれて遠く旅寝の夜寒かな	逸　茶	2 票
	☆ 　(辛い旅もあります)
	(石の花)　どんな旅に出ているのでしょう。
	(　凡　)　「旅に病みて･･･」芭蕉のような情景が浮かびます。
	うらぶれと夜寒が対に、強調されていてどう
	しようもなく切ない。