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第166回 披 講
第254回 披 講
番号     俳 句 & コメント・読み替え  
◇ 1 番 面河渓の木(こ)の芽育む水の音  
コメント ※木(こ)の芽は2月~4月に芽吹く多くの木々の新芽。  
        木(き)の芽山椒の芽を指す事が多いと歳時記に。  
    詠替えて  
◇ 2 番 冨士山躑躅の小径二人行く  
コメント ※大洲のとみす山ですね。下五を名詞止めにしました  
    詠替えて ※冨士山の躑躅まだかと行く二人 (夫婦、親子など)  
        冨士山の躑躅の具合訪ねけり  
◇ 3 番 山茶花の赤き花片の震へをり  
コメント  
詠替えて  
         
◇ 4 番 湯けむりの街遠ざかる冬の航  
コメント  
詠替えて  
◇ 5 番 曙の息の白さや野良仕事  
コメント  
詠替えて  
◇ 6 番 山独活や里山の坂摘み取りに 
コメント ※上五の「や」切りは中七下五を無関連の内容で詠む  
        か、または強調として使うが散文的に成りがち。  
    詠替えて ※山独活や白いジャージで里山へ  
        山独活や竹籠背負い里山へ  
◇ 7 番 春近し駆ける伊予路の一万人  
コメント ※今年の愛媛マラソン参加者は過去最高の11,131  
        人だったそうです  
詠替えて  
◇ 8 番 一礼の鳥居の向こふ淑気密つ  
コメント  
    詠替えて  
◇ 9 番 冬晴や惜しむ旅路の夜更けかな  
コメント ※「や~かな」 (1句に切れ字は一個で)。  
        上五を「や」切る時は、中7下5で上五と無関係の事  
        を詠む。 「冬晴」と「夜更けかな」が合わない  
詠替えて ※冬夕焼旅の終りの宴かな  
        冬晴や旅の最後のフリータイム  
◇ 10 番 世の塵を浄め祓うや寒の水  
コメント  
    詠替えて  
◇ 11 番 冴え返る鐘の響きに背を押され  
コメント  
    詠替えて  
◇ 12 番 氷上の涙でハグの大逆転  
コメント ※五位から金メダルへの大逆転劇  
詠替えて  
◇ 13 番 書いて止め止めては綴る春の文  
コメント  
詠替えて  
◇ 14 番 句と写真のこころは同じ蕗の薹  
コメント ※対象物を真剣に見つめて写す、詠む心構えが同じ  
詠替えて  
◇ 15 番 新玉の御空に屹度城の立つ  
コメント  
詠替えて  
◇ 16 番 春早く小川に上るもやの景  
コメント ※季重なり。「春早く」を「早朝の」に。靄は冬の季語。  
        景を詠んでいるので「景」は不要  
    詠替えて ※早朝の靄上りたる小川かな  
◇ 17 番 開花まち桜梅桃李人の道  
コメント  
詠替えて  
◇ 18 番 春光や家中に満つ笑顔あり  
コメント ※満ちているのは「笑顔」だから「あり」は不要  
    詠替えて ※春光や家中に満つ顔笑顔  
◇ 19 番 蜜やかに肩に乗りたる雪の花  
コメント  
    詠替えて ※   
◇ 20 番 寒禽の声高らかに春を告ぐ  
コメント ※季重なり。寒禽は冬の季語。  
詠替えて ※寒禽の声高らかに宮の杜  
◇ 21 番 針供養母の遺品の鯨尺  
コメント ※メートル法の時代。鯨尺は今も使われているか?  
詠替えて  
         
若草句会 掲示板
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       俳句を詠む時に気を付ける事の一つに          
  
俳句は短い詩なので、言いたい事を全て書いてしまわないで省略して
読み手に想像して貰う。
色々な読み方がされる程面白く楽しい俳句になります。
  
季語を信頼し、季語に思いを託します。原則として一句に一季語です。
季節は原則当季で詠みます。どうしても必要なら少し先の季節でも可。

 (過ぎ去った季節では季語の力が弱くなる) 

  
取り合わせの句では、中七、下五で季語の説明にならない様にし
中七、下五は上五と無関係の事を詠みます。
  
季語に送り仮名は不要です。歳時記で確認して使う様にしましょう。
例 「書き初め」は「書初」、「福引き」は「福引」など
  
動詞は原則的に一句に一動詞です。多くなると句がまとまりません。
  
五七五の内で文字が字余りになる場合は上五に置くと気になりません。
中七、下五の字余りは句に締まりがなくなり、リズムも悪くなります。
 
 
 
 

 


       
以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
       ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
            皆さんに紹介します。
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            送ってください。本ページに即反映いたします。

最終更新日時 R 8.2..27 PM 12. 0
紫 陽 花 の コメント
    「オミクロン」は感染症第5類に指定されました。感染者数の公表もしなくなりましたが
    結構感染者はいますので気をつけてくださいよ。
     我々は俳句を作成することに楽しみを持ちましょう。
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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  とばについて 01  (オノマトペ)について
  ことばについて 02 (いろいろな詠みのことば)について
  「俳句の形と切れ」について再考
  「俳句の字あまり」について再考
各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
  後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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番 号 入 選 12 句        俳 号
春近し駆ける伊予路の一万人
一礼の鳥居の向こふ淑気密つ
19 蜜やかに肩に乗りたる雪の花
20 寒禽の声高らかに春を告ぐ べいこう
冨士山躑躅の小径二人行く 石の花
山茶花の赤き花片の震へをり
12 氷上の涙でハグの大逆転
面河渓の木(こ)の芽育む水の音 高 越
曙の息の白さや野良仕事 逸 茶
冬晴や惜しむ旅路の夜更けかな 逸 茶
16
春早く小川に上るもやの景 石の花
17 開花まち桜梅桃李人の道 はなぶさ
 
令和 8年 2月1日~令和 8年 2月20日 投句分

    

番 号            特 選 5 句 俳 号

湯けむりの街遠ざかる冬の航 投票 5 票 はなぶさ
10 世の塵を浄め祓うや寒の水 投票 4 票 べいこう
11 冴え返る鐘の響きに背を押され 投票 4 票 はなぶさ
21 針供養母の遺品の鯨尺 投票 3 票 高 越
13 書いて止め止めては綴る春の文 投票 3 票 逸 茶