互 選 句
平成 26年 9月 1日~平成 26年 9月20日 投句分
番 号      投  句 & 選  句 俳 号 得 票 *   
1 窓越しに石鎚を背に月愛でる 媛 香 2 票
(旅 風) 波郷の石鎚の一句が思い浮かびます。
(哲 郎) 良い天気恵まれてお月見は最高でした。
2 山寺の石段見上ぐ秋の風 浩 風 3 票
(旅 風) 石段見上げ、に山寺の感じが出ていますね。
(そらまめ)さー登ろうと身構えて、お四国は結構ハードな
     お寺がありますね。
(峰 生) 石段を上がって見れば心地よい秋の風でしょうに。 
3 早朝の奈良公園に親子鹿 1 票
(哲 郎) 朝のすがすがしさが感じられます。
4 秋の蚊の編隊崩し二の腕に 2 票
( 泉 ) デング熱に注意しましょう。
(旅 風) 編隊崩し、が巧く詠んでいますね。
5 入り日間近や山際に望の月 高 越 1 票
(浩 風) 変形の句、どちらを見てもいい景ですね。
6 剪定でよみがえりたる秋茄子 そらまめ 2 票
(浩 風) 私は失敗しましたが、いいですね。
(媛 香) 終わりかけた茄子の枝を切り落とせばまた秋に茄子が成り
     美味しく食べられますね。秋茄子は嫁に食わすなとか(^^)
     昔聞いたことがあります。   「剪定は春の季語」
7 雷鳴や我が生き様に喝一閃 旅 風
☆ 激しい雷鳴に、喝を入れられた思いをしました。
8 敬老日そうかと庭に水をやり 哲 朗
9 老いの道登り尽くして秋の風 石の花 5 票
(旅 風) 秋の風は、長寿のご褒美ですね。
(そらまめ)まだまだ人生、休んでいるわけにはゆきませんぞ。
(峰 生) 百才までまだまだ先があるでしょう。
     元気で登ろうね。
(菜の花) お互い老いの身、頑張りましょう
  (高 越) (秋思)「登り尽くして」が一段と秋の風が淋しく
       感じますまだ大丈夫です、もう少し登りましょうよ!
10 かなかなと日暮し鳴くやいと哀し 旅 風 1 票
☆ 余命いくばくもないのを悟って鳴いているようで、
哀れに思いました。
(菜の花) 哀愁を感じます
11 大雪の初冠雪のニュースあり 1 票
( 扇 ) 朝晩が涼しくなり嬉しい便りです
12 お月見や手作り団子母偲ぶ 媛 香 5 票
(そらまめ)不揃いの団子は中の方に積んで。
(哲 郎) 亡きお母さんも天国でお月見をしていることでしょう。
(峰 生) 手作り団子はやっぱりおふくろさんのでないと。
(菜の花) 真心のこもった手作り・・お母様もさぞ
     お喜びの事と思います
(高 越)(思慕)月を見ながらあの頃の味とお母さんを想い出している
13 それぞれに趣味に興じて夜長かな 哲 朗 5 票
( 泉 ) いつまでも趣味を持ち元気でいましょう。
(そらまめ)いいですねー、会話がないのはちょっと寂しい。 
(浩 風) お互いいい趣味を持っていいですね。
(媛 香) それぞれの趣味で楽しみを満喫夜も更けるのも忘れて。
(高 越) (夢中)趣味に填るとつい時間が過ぎるのをを忘れてしまう
14 下戸の院長邸宅に酔芙蓉 高 越 1 票
( 泉 ) 下戸とは意味がよくわかりませんが、院長邸に
     芙蓉の花が咲いたことはわかります。
15 敬老日鎮守の森の集いかな 石の花 2 票
( 扇 ) お年寄りが多くなりにぎやかな集いですね
(菜の花) 懐かしいお顔ぶれの事でしょうネ
16 枝垂れ咲き川面に揺れる萩の花 菜の花 1 票
(哲 郎) きれいな情景です。
17 霧晴れ間お釜のみどり濃かりけり 浩 風 2 票
(石の花) 蔵王ですか、霧が晴れてのお釜見事でしたでしょうね。
(高 越) (秋彩)秋が深まりお釜の色も一段と濃くなってきた。
     間もなく紅葉も始まるのだろう。
18 この日ざし遅れて弱く法師蝉  峰 生 1 票
(媛 香) 蝉の寿命は短く鳴く力も弱々しく今日限りかも
     知れませんね。
19 締め切りが迫り悩まし子規忌かな そらまめ 1 票
(浩 風) 句会に入って、頑張っているのですね。
20 土塀越し金木犀の香のかおり
21 無人駅秋月影に呼ぶ汽笛 峰 生 1 票
( 扇 ) 情緒豊かな風景ですね
22 灯を消せば部屋に粲々月明かり 媛 香 5 票
( 泉 ) 風情があっていいですね。
(そらまめ)名月を楽しみましょう。
( 扇 ) 今年は雲一つない満月で部屋の中まで明る
     かったです
(石の花) いい月見になりますね。
(高 越) (感動)灯を落とし月の美しさに見入っている。
     「燦々」が明るさを強調。
23 最上川下る舟唄薄紅葉 浩 風 5 票
( 扇 ) あちらの紅葉はひとしお美しいでしょうね
(哲 郎) 情景が良く出ています。
(峰 生) 舟唄の河下りって、なかなか風情があるでしょう。
(媛 香) 川下りの船から見る山々は もう薄く色づく
     紅葉なのですね。
(石の花) 川下りは楽しいですね。色ずく黄葉の景素晴らしいですね。
24 補聴器の電池を替えて月鈴子 そらまめ
25 野良猫の悲哀の目秋の昼
26 今や秋いのち生き生き日々感謝 峰 生 3 票
( 泉 ) 本当に生き生きと暮らせることは感謝ですね。
(峰 生) 走り蕎麦の季語知りませんでした。味合いがいいね。
(石の花) 一日一日のいのち感謝しましょう。
27 走り蕎麦ざるにのせたりすする音 石の花 2 票
(哲 郎) 新そばはおいしいですね。
(峰 生) のれんの先に何時もの友が待っておれば、満月は?
28 心太寡黙な母の太き味 旅 風 1 票
☆ 子どものころの、亡母手作りの心太を思い起しました。
(石の花) いつまでも懐かしさはつきませんね。
29 満月を惜しみつ入る赤のれん 哲 朗 2 票
(浩 風) 飲み足らんのかな、月を肴に飲み直し。
(旅 風) 満月と赤暖簾の取り合わせが面白いですね。
30 秋の雲ポッカリ窓に映しおり 菜の花
31 拳玉の柄先にすぽん敬老日 高 越 3 票
(そらまめ)昔取った杵柄。
(媛 香) お年寄りが拳玉に興じているのでしょう敬老の日に
     子供に返って楽しそうです。
(菜の花) 腕はまだまだ・・・すぽんがいいですネ
32 清流を群れて飛び交う赤とんぼ 菜の花 7 票
( 泉 ) 清流と赤トンボきれいな風景が浮かびます。
(旅 風) 子どもの頃の情景が思い浮かんできます
(浩 風) 秋ですね。
( 扇 ) ひよっとしたら川魚も泳いでいましたか
     じっと見とれていたい一時ですね
(媛 香) 清流の上を赤蜻蛉が群れて飛び交ってる秋本番ですね。
(石の花) 秋ですね~。
(高 越) (清涼)清流と蜻蛉と更に稲穂の波。秋の清々しい景
33 晴れ渡る茜の空に金の波 1 票
(菜の花) 綺麗な夕景ですね
   
   
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第 117 回 披 講