番号      選 句 & 披 講 俳 号 得 票  
1 三寒の後の四温を待つ齢 まこと 2 票  
(峰 生) 年を取るほど暖かい春を待つ気持ちが高まるのでしょうね。
(楓 花) いつまでも寒い冬でしたね。
2 それぞれにおもいを胸に卒業す 哲 朗 1 票
(媛 香) 良いですね、それぞれの希望に胸を膨らませ学舎を卒業して
     進学有りまた社会人への出発点ですね。
3 そのような気がして出づれば春の月 楓 花 1 票
(そらまめ)なぜ中8なのかな?
4 吹く風に春を感じて一呼吸 5 票
(哲 朗) 春を肌で感じる一コマですね。
(さつき) 春を待っている気持ちが良くでています 
(峰 生) ふっと一人、時の流れに気を止め思うとき
     もあるさ。元気でにっこり長生きしようや。 
( 扇 ) いつまでも暖かくならないですね。
(まこと) 一瞬をうまく捉えている
5 沈丁花紅白咲きて香りよく 菜の花
6 七折の紅梅もよし白梅も 哲 朗 2 票
(旅 風) 梅の香が漂ってきます。
( 扇 ) こんなに梅の花が遅れたのは何年振りかだそうです
7 シルバーカー押してリハビリつくし出ず 髙 越 1 票
( 泉 ) リハビリに励む姿が浮かびます、早く暖かになってほしいですね。
8 蔦若葉古木にからみ輝けり 初 霜 4 票
(哲 朗) 若葉が輝いている様子が良く出ています。
(石の花) 古木と蔦若葉の取り合わせが素晴らしい
(菜の花) やっと春ですネ
      やっと春ですネ
9 春寒や震災のこと思ふ日々 楓 花 6 票
( 泉 ) いつまでも東北は寒いですね、心が痛みます。
(石の花) この大震災は忍びきれませんね
(初 霜) いろいろな報道により心痛みます。
(菜の花) 被災地の事は何かに付け頭から離れませんね
(そらまめ)同感です、早く暖かくなればと祈ります。
(髙 越) 寒くとも植物は春の訪れを知っている。下5で勢いを感じます。
10 懐かしき幼時の覇気や寒稽古 峰 生 1 票
(楓 花) 元気な声が聞こえてきますね。
11 春の風邪いつもと違うざじずぜぞ 哲 朗 1 票
(髙 越) 面白い表現。喉風邪のイガイガを濁音で表現したのだろう。
12 桜咲くキャンバス駆ける受験生 石の花 1 票
( 扇 ) 昔を思い出して受験生に手を振りたくなります。
13 イカナゴのかまあげごろの浜もなし
14 蒼天の真っ只中の梅見かな 髙 越 6 票
(哲 朗) 快晴の日の観梅は気持ちがいいです。
(さつき) 良い日にお出かけで良かったですね
(浩 風) いい梅見ですね。
(旅 風) 心が洗われるような思いがします。
(楓 花) いいお天気の中で、梅見が出来てよかったですね。
(まこと) 最高の梅日和です
15 凛然と薫るが好きだ梅の苑 峰 生
16 東塔の工事最中や春の風  浩 風 1 票
(まこと) 景が見えます
17 泣きべそをかきし子らも旅立てり 旅 風 2 票
☆ 喧嘩をしたり泣いたりしてた子が、はや卒業を迎えました。
(峰 生) 子供は出来るだけ親元近くで身を立てて
     欲しいと思ってるけど実に残念だ。
( 扇 ) 月日のたつのが早いですね。
18 春の雪消しては積もる木々の枝 菜の花
19 窓たたく春一番に夜は更ける 石の花 4 票
( 泉 ) 春一番で暖かくなってほしいですね。
(旅 風) 春を待つ胸の中が感じられます。
(峰 生) 今年の春は遅いね。何はともあれ早く寝ることにしましょう。
( 扇 ) ヤット春一番到来でしたね
20 締め切りの催促きたり春炬燵 5 票
(浩 風) 私もよくお世話になっております。
(石の花) 情景がよく判ります。
(初 霜) 眠気が覚めました。身につまされます。
(菜の花) お互い様、頑張りましょう・・・?
(そらまめ)何処も同じ・・・
21 桃の花バケツにどっさりストア前 媛 香 1 票
(そらまめ)生花に、良い匂いでしょう。
22 被災より一年経てど春遠く 菜の花 1 票
(初 霜) 復興はなかなか進みませんね。
23 老木の芽吹きに宿るひとしずく 旅 風 2 票
(浩 風) ひとしずくが光っていたのでしょうね。
(楓 花) 輝くひとしずくの露は、希望ですね。
24 眼鏡かけ眼鏡はどこだ春うらら そらまめ 3 票
☆ 雨上がりの朝、老木の芽吹きにひとしずくの露を眼にしました。
( 泉 ) ゆかいな句ですね、私も時々あります。
(初 霜) よくある光景です。
( 扇 ) 夫婦共々春うららです
25 水仙や荒れ庭の中凛と咲き 初 霜 3 票
(哲 朗) 庭の様子が良く出ています。
(峰 生) 我が家も同様です。自然は強いね。
(まこと) 凛と咲く水仙景が見えます
26 白煙の霞隠れの紙の町 媛 香 1 票
(旅 風) 町の情景が浮かんできます。
27 雪催(ゆきもよい)今宵は煮豆早々と 楓 花
28 淡雪の朝日に映えて寺の屋根 4 票
(さつき) 今年は雪が降ったので良いお句が出来ましたね
(浩 風) いい景ですね。
(初 霜) 滅多に降らない雪の光景を上手く表現しています。
(そらまめ)いい被写体ですね。
29 雨に咲く梅桃桜故宮展 さつき
30 電飾を脱ぎて銀杏の芽吹きかな 髙 越 5 票
(さつき) 春の様子が良くでていますね  
(浩 風) 電飾を脱ぎてがいいですね。
(旅 風) 電飾を脱ぐ、に一票。
(菜の花) 身軽くなって出番が来ましたね
(そらまめ)LEDになって、少しは楽になったかな、電球の時は、
     木も熱かったでしょう。
31 幾年か悔いを重ねし蕗のとう 旅 風 2 票
☆ 蕗のとうのほろ苦さに、悔い多きわが人生を思いました。
( 泉 ) 同感です。
(石の花) どんな事にも悔いは残るものです、蕗の薹がいいですね。
32 栄転も左遷もありて山笑う まこと 5 票
(さつき) 季語の使い方が良いですね
(媛 香) 春は人事異動の季節ですね、栄転も、左遷も、人生の分かれ道?
     悲喜交々至るですね。季語があってると思いました。山笑ふ…。
(菜の花) 若かりし頃を想い出します
(楓 花) いろいろなことがあっても、春はきますね。
(髙 越) 春は人事異動の季節。山は分け隔てなくエールを送って
     いるのだろう。
33 蚕豆(そらまめ)やアンパンマンの汽車が行く そらまめ 2 票
(哲 朗) 情景が良く出ています。
(楓 花) 明るい景色が見えますね。
34 金堂の修理終えたる春の雨 浩 風
35 大震災明日(あした)を信じ春を待つ 2 票
(石の花) 明日に希望を持って進みましょう
(菜の花) 被災地に一日も早く春が来ますように祈ります
36 丹前も縫い呉れた義母一周忌 峰 生 1 票
(媛 香) 優しいお姑さんでしたのね。
     一周忌を迎えられ思い出されたのでしょうか。
37 初物の土筆タケノコ届きけり さつき 2 票
(浩 風) 初物はいいですね。
(峰 生) 故郷の方の心こもった初物は本当に嬉しい。
38 霾や万物みんな薄化粧 石の花 3 票
(旅 風) 薄化粧が情景をよく表現していますね。
(初 霜) 何もかも白く誇っている光景をよく表しています。
(媛 香) 薄化粧と言うよりも埃で「黄砂」汚れている印象が
       残りましたわ(^^)。
39 咲いて落ち咲いては落つる椿かな まこと 1 票
(髙 越) 正にその通り!毎朝毎朝掃いても掃いても落ち椿。
40 草餅を食べて語らう真民碑 さつき 4 票
(哲 朗) 先日記念館がオープンしましたね。
(石の花) 坂村真民「念ずれば花開く」いい言葉です。
(まこと) 取り合わせがおもしろい
(髙 越) 今月11日にオ記念館が砥部町大南にオープン。多彩な詩の数々・・・
     草餅を食べながらがいいなー。
41 りんりんに乗りて挨拶春日あぶ 初 霜 1 票
(媛 香) りんりんが解りませんでしたし。春日あぶ…も解りませんでした。
     不勉強故ゴメンナサイ。もしや春日浴ぶのことかも知れませんが…。
42 山笑ふ787の飛び来たる そらまめ 1 票
☆ 東レ松山工場の炭素繊維で造った最新旅客機B787が松山羽田便に就航
( 泉 ) 787の勇姿を見てみたいです。
43 はらからの集ふ大和路山笑ふ 浩 風 3 票
(さつき) 楽しい旅が眼に浮かんできますね
(媛 香) 良いですねご兄弟姉妹方でご旅行に…なかなか同日同時刻に
       集まるって 難しいですものね。山笑ふと言う季語で
     楽しさが伝わって来ます。
(まこと) みんな元気で楽しい集いいいですね
44 初春に変身してる我が心
45 ミニ雛ガラスケースに御座します 媛 香
互 選 句
平成 24年3月 1日~平成 24年3月20日 投句分
花水木
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第 87 回 披 講