
| 番号 | 選 句 & 披 講 | 俳 号 | 得 票 |
| 1 | 天高し神鈴の鳴り法螺の鳴り | 彰 子 | |
| 2 | 二百年経たる茶釜や文化の日 | いなご | 1 票 |
| (浩 風) 何処で見たのでしょうね。文化の日に いいですね。 | |||
| 3 | 穂薄や露天風呂より阿蘇五岳 | コスモス | 4 票 |
| ( 越) 秋酣、露天風呂からのいい眺め。 | |||
| (哲 朗) 阿蘇の壮大な情景が良く出ています。 | |||
| (彰 子) 阿蘇五岳の眺望が素晴しい。いい気分にしたる。 | |||
| (峰 生) 雄大な風景にゆったりと。いい気分だったでしょう。? | |||
| 4 | 鳥除けの工夫凝らして柿のれん | 浩 風 | |
| 5 | 炉を囲み話の尽きぬ戦前派 | さつき | 5 票 |
| (浩 風) 同感ですね。 | |||
| (彰 子) 戦争の話か。尽きない話に世もふける。 | |||
| (媛 香) 楽しかった事よりも苦しかった時代を生きてきた事が話題に花が 咲く。 | |||
| (菜の花) さぞ昔話に花が咲いたことでしょう | |||
| (石の花) 珍しいですね。囲炉裏とは、戦前派の集まりですか。 | |||
| 6 | 休耕田知るや知らずや泡立草 | まこと | |
| 7 | 小夜時雨つれづれのまま筆をとる | 泉 | 4 票 |
| (まこと) 趣のある句と思います。 | |||
| (菜の花) 静かな情景・・・ | |||
| (楓 花) 秋の夜のひとときが美しい言葉で綴られましたね。 | |||
| (石の花) もの思いに老けながらの筆を走らせ何を書いているのでしょう。 | |||
| 8 | 黄落に埋もれてありし比翼塚 | コスモス | 3 票 |
| ( 越) さびれた塚にはどんな方達が葬られているのだろう。 | |||
| ( 泉 ) 黄落に埋もれた比翼塚・・お二人で仲良く眠っておいででしょう | |||
| (楓 花) 紅葉もいいけれど、黄葉の中に半ば埋もれてあった、比翼塚とは・・ | |||
| 9 | お茶席の子規の絶筆萩一枝 | 越 | 6 票 |
| (いなご) お茶席の様子がよくわかります。 | |||
| ( 泉 ) 萩一枝がいいですね。 | |||
| (媛 香) お茶席に萩一枝がいいですね。 | |||
| (菜の花) 静かなお茶席での光景が目に映ります | |||
| (楓 花) 子規の絶筆がお茶席に掛けられていたのですね。萩の一枝とともに。 | |||
| (峰 生) 落ち着いた茶室の様子がじっと伺われます。 | |||
| 10 | 初冬の日のやはらかし石地蔵 | 泉 | 4 票 |
| (そらまめ) お地蔵さんも暖かそうです。 | |||
| (浩 風) 小春日和のやわらかい感じがいいですね。 | |||
| (まこと) 柔らかい冬の日差しと石地蔵いいです。 | |||
| (さつき) 石のお地蔵様もしばし日向ぼっこと言うことでしょうか。 | |||
| 11 | 気がかりはその後の行方大かぼちゃ | 楓 花 | 2 票 |
| (いなご) 本当に気になりますよね。 | |||
| (千 柳) 人間が食べるのか、何時も疑問 | |||
| 12 | 木犀の馥郁とした道続く | 千 柳 | 1 票 |
| (哲 朗) 木犀の香りがする散歩道は気持が良いです。 | |||
| 13 | 鷺の子の足透き通る秋の川 | 楓 花 | 2 票 |
| ( 泉 ) 透きとおった秋の川に鷺が舞い降りている、きれいですね。 | |||
| (さつき) 綺麗な水の中に鷺の足が映っていたのでしょうか、良い光景ですね。 | |||
| 14 | 戸無し門くぐりぬ桜紅葉かな | 越 | 1 票 |
| ( 泉 ) 景が浮かびます。 | |||
| 15 | 何事もなくて二人の卵酒 | 彰 子 | 5 票 |
| (浩 風) 良い夫婦でいいですね。 | |||
| ( 泉 ) 平凡な人生、何よりです。お二人に幸あれ。 | |||
| (媛 香) 何事もなくて、で幸せを感じます。卵酒をすすりながら良いですね。 | |||
| (まこと) 幸せな日々季語をうまく使われています。 | |||
| (石の花) 何事もないのが、一番幸せなひとときですね。 | |||
| 16 | 渋柿の色鮮やかや収穫す | 浩 風 | |
| 17 | 一本のさくら紅葉や無人駅 | 媛 香 | 4 票 |
| ( 越) 無人駅になったが桜は今も花を付け紅葉する。 | |||
| (いなご) 無人駅も多くなりましたね。 | |||
| (さつき) 情景が見えてきます。 | |||
| (石の花) 最近は無人駅が増えました。寂しい限りです。 | |||
| 18 | 師走来る喪中の葉書に友しのぶ | 菜の花 | |
| 19 | 青き星月より昇る秋の宵 | そらまめ | 1 票 |
| (千 柳) 合成写真ではないでしょうねー | |||
| 20 | 黒トマト色見て食欲今ひとつ | 竹 豪 | 1 票 |
| (そらまめ) 黒いトマト、珍しいですね、でも、食べるのは赤いものがいいね。 | |||
| 21 | 故郷の祠にそそぐ十三夜 | さつき | 2 票 |
| (いなご) 故里の静けさを感じます。 | |||
| (千 柳) 十三夜は、ビルの谷間より祠が似合う | |||
| 22 | 石手寺や朝のしじまに鵙の声 | 哲 朗 | 1 票 |
| (媛 香) 静けさを引き裂くように鵙哮る 聞こえて来るようです。 | |||
| 23 | 山ほどの渋柿妻と皮を剥く | 浩 風 | 1 票 |
| (彰 子) 渋柿を剥くのは大変だが、干柿になるのが楽しみ。? | |||
| 24 | 四万十の沈下橋ゆく遠千鳥 | 泉 | 4 票 |
| ( 越) 早やくも千鳥の飛来なんですね。 | |||
| (いなご) 風景に広がりがあると思います。 | |||
| (まこと) 全国に知られる四万十の風景すばらしいです。 | |||
| (楓 花) 美しい景色が一幅の絵のように目に浮かびますね。 | |||
| 25 | 名を付けてそのまま残す案山子かな | まこと | 1 票 |
| (哲 朗) 案山子さんも幸せですね。 | |||
| 26 | ペダル踏む眼下の海の秋日和 | 哲 朗 | 2 票 |
| (そらまめ) サイクリングの爽快さが伝わります。 | |||
| (石の花) 好天に恵まれたサイクリング、気持ちがいいですね。 | |||
| 27 | 崖に一戸離れて一戸冬に入る | 彰 子 | 1 票 |
| (さつき) 季語がとても良く合っていると思います。 | |||
| 28 | 案山子立つ僕のお下がり似合ってる | 竹 豪 | 4 票 |
| (哲 朗) 颯爽と立つ案山子の姿が目に浮かびます。 | |||
| (媛 香) 我を見ているようで…う〜んよく似合ってるなぁ。 | |||
| (菜の花) ユーモアたっぷりですネ | |||
| (楓 花) 楽しい風景!お下がりが似合ってくれて、よかったですね〜 | |||
| 29 | 寝転びて冬の日差しに目を閉じる | 千 柳 | 2 票 |
| (彰 子) 至福なひととき。 | |||
| (そらまめ) ひなたぼっこが心地よい季節になりました。 | |||
| 30 | 電車通過大揺れ小揺れの瓢棚 | コスモス | |
| 31 | 柚子もらふ両手に包み匂ひ嗅ぐ | 竹 豪 | |
| 32 | 音もなくもみじ散る日々古き寺 | 峰 生 | 1 票 |
| (菜の花) 静かな晩秋ですネ | |||
| 33 | 哲学の小径に秋の水走る | 越 | 1 票 |
| (峰 生) 如何にも爽やかな秋の実感がここにありです。 | |||
| 34 | おざわがせ党首辞任や帰り花 | そらまめ | |
| 35 | 時雨きて孫と手を取り小走りに | 菜の花 | |
| 36 | 父の忌に来しかた語る夜長かな | まこと | 6 票 |
| (いなご) 思い出話などをしていい供養になりますね。 | |||
| (哲 朗) 法要に来られて思い出話が尽きない様子が出ています。 | |||
| (彰 子) 尊敬する父の背を見て大きくなる。父の話になると | |||
| 尽きないのである。 | |||
| (千 柳) 身内の絆をこの機会に | |||
| (さつき) 思い出のお話しに時間の経つのも忘れた事でしょう。 | |||
| (峰 生) しんみりと故人を偲ぶ語らいでしょう。? | |||
| 37 | 水引の白き咲きをり伊予の奥 | 菜の花 | |
| 38 | 秋の蝶風の動きに逆らえず | 哲 朗 | 5 票 |
| (千 柳) よる年波かな | |||
| (媛 香) 「秋の蝶風の動き」にがいいですね。 | |||
| (まこと) 弱々しい秋の蝶がうまく詠まれています。 | |||
| (楓 花) 風に流されるように漂う秋の蝶、なにか哀れですね。 | |||
| (峰 生) 運命の厳しさ哀れさというものですね。 | |||
| 39 | 寒波来る天気予報に衣類出す | 石の花 | |
| 40 | 檀の実ミニ盆栽や展示品 | 媛 香 | |
| 41 | 友が逝くレクイエム聞く野菊咲く | そらまめ | 1 票 |
| ( 泉 ) 淋しいものですね、レクイエムと野菊がお似合いです | |||
| 42 | リハビリに杖を頼りの冬の道 | 石の花 | 1 票 |
| (浩 風) 頑張っていますね。 | |||
| 43 | 自転車の籠に一枚初紅葉?? | 楓 花 | 1 票 |
| (そらまめ) 自転車に乗ろうとして、ふと、秋を感じるさま、いいですね。 | |||
| 44 | とろ火燃ゆ厨の隅でおでん煮る | 石の花 | 1 票 |
| (さつき) 美味しいおでんの匂いがしてきます | |||
| 45 | 秋惜しむ喜寿坂越えた妻ともに | 峰 生 | 2 票 |
| ( 越) いつまでもお元気で。 | |||
| (まこと) 健康でお揃いで喜寿おめでとうございます。 | |||
| 46 | 寒風山トンネル抜けて初紅葉 | さつき | 2 票 |
| (菜の花) 感動ですネ | |||
| (石の花) トンネル抜けてぱっと広がる光景に初紅葉綺麗ですね。 | |||
| 47 | 十三夜そっと寄せ合う肩と肩 | 千 柳 | 1 票 |
| (哲 朗) そっとがいいです睦ましくて・・・。 | |||
| 48 | 山粧うまっただ中を歩きけり | いなご | 2 票 |
| (浩 風) 綺麗な景色が目に映ります。 | |||
| (峰 生) 単刀直入に秋を讃えて気持いいです。 | |||
| 49 | 遙かなる蒜山三座山粧ふ | 媛 香 | 2 票 |
| ( 越) 紅葉の美しい景が想像されます。 | |||
| (彰 子) 山粧ふ蒜山三山が目に見えるよう。 | |||
| 50 | 付いて来る鹿に手のひら見せにけり | いなご | 2 票 |
| (そらまめ) 「もうないよ!、全部あげたでしょ」と言いながら・・・。うまい。 | |||
| (千 柳) 猿はポケットまで狙ってくる | |||
| 51 | 石鎚に天日の朝いわし雲 | 峰 生 | |