番号 |
投 句 & 披 講 |
俳 号 |
得 票 |
1 |
捨て案山子時雨の中でふるえてる |
.石の花 |
1 票 |
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(竹 豪) 布団でも掛けてあげたいですね。 |
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2 |
大手門句帳片手に菊花展 |
媛 香 |
2 票 |
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(いなご) いい句が出来たことでしょう。 |
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(コスモス) 俳人のあるべき姿を素直に詠んでいます。 |
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3 |
稲妻の胸を貫く仕舞風呂 |
さつき |
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4 |
冬空にコーチの怒声絶え間なく |
まこと |
4 票 |
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(哲 朗) 練習の様子がよく出ています。 |
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( 泉 ) 甲子園目指してコーチも一生懸命です。 |
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(菜の花) 若さ溢れて良いですネ |
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(コスモス) 真剣に練習している様子が分かります。 |
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5 |
冬の山あまたの風車動かざる |
石の花 |
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6 |
ふたまたをかざして笑うだいこ引き |
そらまめ |
4 票 |
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(千 柳) 根菜類には思わずニヤリがよく見られます |
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(ゆづき) Hネ |
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(石の花) 愉快な光景ですね。 |
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(コスモス) 楽しい労働ですね。 |
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7 |
親子鹿夜明けの陽をうけ草紅葉 |
泉 |
1 票 |
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(そらまめ) 何処かで写真を見たような気がします。 |
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8 |
女医さんの白衣キリリと冬の朝 |
初 霜 |
5 票 |
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(千 柳) さぞかし美人の女医さんでしょう |
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(いなご) 「キリリ」と「冬の朝」の響きがいいです。 |
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( 泉 ) 厳しい医療の一日が始まる、白衣キリリがいいですね! |
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(さつき) 美しい女医さんの顔まで浮かんできます。 |
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(彰 子) 生き生きとした女医さんの姿が見える |
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9 |
透き通る一草庵の木守り柿 |
さつき |
4 票 |
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(まこと) 雰囲気がよく出ています。 |
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(いなご) 風情がありますね。 |
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(媛 香) 木守り柿が熟して透き通って見えたことが作者の発見だったのです。 |
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草の庵で……。 |
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(楓 花) 秋の澄んだ空気に一草庵の木守柿が透き通って見えて美しい。 |
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10 |
櫨紅葉史料館に丸ポスト |
媛 香 |
3 票 |
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(まこと) 櫨もみじとレトロの丸ポストの取り合わせが最高です。 |
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(いなご) 「丸ポスト」に惹かれました。 |
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(石の花) 櫨紅葉とポストの赤がうまく取り合っています。 |
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11 |
若人の街にとまどう秋斜陽 |
峰 生 |
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12 |
紅葉道病後の妻と散歩する |
浩 風 |
3 票 |
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(竹 豪) ゆっくり、ゆっくり散歩が目に浮かびます。 |
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(菜の花) お優しいですネ |
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(ゆづき) 優しい良い夫ですね |
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13 |
しぐれ窓飲めば乗れずに日の暮るる |
峰 生 |
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14 |
枯れ深む山をつくづく見て独り |
彰 子 |
2 票 |
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* 今日は留守番。独りで裏山をしみじみ眺める。 |
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(媛 香) つくづく見て居るのですね、枯れ深む山を独りで、 |
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郷愁感が伝わって来ます。 |
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(初 霜) 晩秋の山の移り変わりを一人で楽しんでいるのですね。 |
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15 |
忘年会窓際族の目に光 |
千 柳 |
1 票 |
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(そらまめ) 忘年会で一芸を披露したいんですよ。 |
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16 |
サイドミラーに秋の入日を連れ戻る |
コスモス |
2 票 |
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(千 柳) 今日は楽しいドライブ日和でした |
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(そらまめ) バックミラーに写った夕日を、連れ戻るとは面白い表現です。 |
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17 |
蜂蜜はアンデスの香よ秋の朝 |
楓 花 |
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18 |
東福寺今年も紅葉見損じる |
菜の花 |
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19 |
病む足に衣(きぬ)を重ねて月仰ぐ |
さつき |
3 票 |
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(まこと) 行く先きを思う気持ちがわかります。 |
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(楓 花) 冷やしたくない足に衣を重ねてまで見たかった美しいお月様。お大事に・・・ |
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(峰 生) ああ長患いだなア等とため息混じりでしょうか。 |
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20 |
明日雨と急ぎ移植の秋野菜 |
竹 豪 |
2 票 |
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(そらまめ) カラカラ天気では、苗の移植は出来ないですね、 |
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雨を待ちこがれた気持ちがよく解ります。 |
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(さつき) きっと美味しいお野菜が出来るでしょうね。 |
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21 |
つまみ捨(す)つ我が分身の木の葉髪 |
初 霜 |
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22 |
木の葉雨芝居見物骨休め |
そらまめ |
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23 |
山かげの五百羅漢や石蕗の花 |
いなご |
9 票 |
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(千 柳) 本当のよさは理解できませんが、いかにも俳句らしい |
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(哲 朗) 羅漢像のかたわらで黄色花が咲いている情景が出ています。 |
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(まこと) どちらも山かげにあります取り合わせがいいです。 |
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(媛 香) 石蕗の花が今綺麗ですね。山陰の五百羅漢を照らしているように見えます。 |
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( 泉 ) 山かげに石蕗はお似合いです。 |
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(楓 花) 山かげの五百羅漢像に石蕗の花の黄色。冬の片隅のほっとする情景。 |
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(初 霜) 山かげに、お寺でしょうか羅漢像と石蕗の花好い取り合わせですね。 |
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(峰 生) 静かな石仏は何故ここにとか侘しく眺める作者が浮かびます。 |
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(彰 子) 季語の使い方が上手い |
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24 |
大水車釣瓶落としの日を流す |
コスモス |
2 票 |
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(峰 生) おおらかな美しい秋の夕暮れの一こまですね。 |
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(石の花) 大水車と釣瓶落としの取り合わせがよいと思います。 |
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25 |
秋の暮れ永久保存したき空 |
楓 花 |
3 票 |
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(初 霜) 秋の暮れ綺麗な夕焼けでしょうか、いつまでも取っておきたいですね。 |
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(さつき) 永久保存の表現が良いですね。 |
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(石の花) 澄みきった空いつまでも保存したいですよね。 |
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26 |
木枯らしや待ち人に倦む喫茶店 |
峰 生 |
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27 |
ぶつ切りの大根煮ている妻の留守 |
彰 子 |
5 票 |
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* 慣れない手つきで大根を煮る。 |
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(浩 風) 昨今の私と同じです。ちょっと寂しいです。 |
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(まこと) 妻の有難さ同感です。 |
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(いなご) 簡単で味のある一品になったことでしょう。 |
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(菜の花) 男所帯、目に浮かぶようです |
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(峰 生) 不器用な親父が万止むを得ず厨房に入る様子で面白い。 |
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28 |
川の字に並びて写真七五三 |
いなご |
2 票 |
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(千 柳) うらやましい子福者です。みんな元気に育っておくれ |
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(そらまめ) 川の字は面白い、でも、新鮮味はないね。 |
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29 |
コスモスや記憶の中の母のこと |
初 霜 |
2 票 |
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(楓 花) 揺れるコスモスに思い出されるお母さまのことはどんな思い出でしょう。 |
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(彰 子) コスモスが咲くころになると母のことを想いだす |
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30 |
車椅子孫に押されて菊花展 |
竹 豪 |
3 票 |
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(哲 朗) お孫さんの優しさが感じられます。 |
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(菜の花) 思いやりのある 優しいお孫さんですネ |
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(ゆづき) いいお孫さんですね |
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31 |
ふんわりとわた噴きており散歩道 |
浩 風 |
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32 |
回り道秋の入り日に時計見る |
そらまめ |
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* 秋の夕日はつるべ落とし |
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33 |
大腸の検査の良くて紅葉晴れ |
浩 風 |
5 票 |
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(哲 朗) 一安心で気持ちも晴れましたね。 |
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(竹 豪) ガンでなくて良かったネ。 |
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(菜の花) 良かったですネ お気持ち解ります |
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(初 霜) 私も検査をしたところです。お気持ちよくわかります。 |
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(峰 生) 先月同じ検査でOKとなった小生。晴れやかな気持ちが良く解ります。 |
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34 |
水遣りの手を止めて見る十三夜 |
楓 花 |
1 票 |
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(さつき) 綺麗にまとまっていて好きな句です。 |
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35 |
粧いも新たな秋に逢いに行く |
千 柳 |
1 票 |
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( 泉 ) 紅に染まった山へ出かけましょう。 |
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36 |
里山を彩る紅葉駆け上がり |
泉 |
1 票 |
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(哲 朗) 情景がよく出ています。 |
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37 |
そぞろ寒朝の散歩の友まばら |
千 柳 |
2 票 |
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(ゆづき) 寒くなると寒さは堪えますね |
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(コスモス) 朝の散歩を続けていますね。皆さん立派です。 |
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38 |
籾落とし夫婦仲良く秋の空 |
竹 豪 |
1 票 |
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(石の花) 夫婦仲良く野良仕事。微笑ましい光景ですね。 |
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39 |
行く先のどの山見ても燃えるよう |
菜の花 |
1 票 |
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(竹 豪) 紅葉真っ盛りですね。 |
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40 |
枯菊のなかの一枝部屋に挿す |
まこと |
1 票 |
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(媛 香) 枯れてしまった菊の中にも一枝だけまだ菊の花が残っていたのでしょうね。 |
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まさか枯菊は部屋に活けないでしょうから…。 |
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41 |
一天の青さに響く鵙高音 |
哲 朗 |
3 票 |
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(浩 風) 高い木の突先でカン高い声よく響きますね。 |
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(媛 香) 天の青さと鵙高音が合っているように感じました。 |
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(彰 子) 気分壮快な大きな句 |
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42 |
直哉想へば晩秋の船の音 ??? (作家 志賀直哉) |
彰 子 |
1 票 |
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* 志賀直哉は船音を聞きながら小説を書いていたのか。 |
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( 泉 ) 晩秋の船の音がきいています。 |
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43 |
冬耕のエンジン響く日曜日 |
いなご |
2 票 |
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(浩 風) のどかな風景を思い出します。 |
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(コスモス) 日曜百姓も板についてますね。いい句です。 |
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44 |
腰伸ばす仕草母似や稲の秋 |
まこと |
5 票 |
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(浩 風) 収穫の時、大変ですね。 |
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(竹 豪) 親子は顔だけでなく仕草まで似てますね。 |
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(楓 花) ご主人さまから見た奥様のことでしょうか?温かいまなざしが 感じられます。 |
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(さつき) お母様の事を思われる気持ちも現れていて良い句ですね。 |
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(彰 子) 年老いた母の仕草に似てきたという。親子ですね。 |
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45 |
ストッキングするりと履ける今朝の秋 |
コスモス |
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46 |
冬時雨山の風車は動かざる |
石の花 |
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47 |
うたせ湯に肩を癒して夜の長き |
哲 朗 |
2 票 |
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(浩 風) 温泉で、疲れを癒すいいひと時ですね。 |
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(ゆづき) いい湯だな!! |
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48 |
遍路道何をおもふか夜の露 |
泉 |
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49 |
山静か木々はいよいよ冬に入る |
哲 朗 |
1 票 |
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(初 霜) これから寒い冬に、何か寂しい気持ちになりますね。 |
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50 |
二度咲きの金木犀が花いっぱい |
菜の花 |
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51 |
溜池に初鴨飛来細波 |
媛 香 |
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