紫 陽 花 の コメント
   冷たい日が続いております。皆様健康には気を付けて
   吟行にはママならぬ事もありましょうが頑張って発句を
     楽しみましょう。いい句ができる事を期待しております。
       
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夏井いつきさんの俳句バトル・俳句さく咲く等を参考に各気の付いた 
ことをコメントしていきたいと思います。会員の皆様も披講選句とは別に、各句
の気の付いたこと、また添削句を寄せて頂ければ幸いです。またその添削に対して 
の別な意見があれば寄せて頂きそれをこの画面で追加表示させて頂きます。 
従って、この画面は逐次更新していきますので次号が発表されるまで気の付いた 
ときに鑑賞して下さい。
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   ことばについて 01  (オノマトペ)について
   ことばについて 02 (いろいろな読みのことば)について
   「俳句の形と切れ」について再考
   「俳句の字あまり」について再考
 各句の気の付いた点とかその他のコメントは、選句編集の
   後に付けております。ご希望の方は閲覧してください。
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  皆様から「特選」「入選」に選ばれるのを楽しみだったのに。
  (選句数からの判断でも良かったのに)の声が聞かれました。
  従って以前のように入選句として啓上することに致します。
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番 号              入 選 15 句  俳 号
日向ぼこ新聞広げ読み耽る    媛 香
10 顔見世や紅マドンナもボージョレも 高 越
24 ダビンチの壁画の謎や銀杏散る 高 越
ひつじ田に群がるスズメはしゃぐなり 菜の花
彼岸花たむける墓に添うごとし はなぶさ
ひよどりの木の実落として飛び去りぬ
満天の冬の星座を石鎚に 高 越
22 深海魚囲炉裏で絶句秋の夜 べいこう
23 蔦枯れてエコの役目を全うす 石の花
28 早生蜜柑皮むく手にも香り飛び 哲 朗
冬めくやバンドフェスティの見事なり 石の花
11 列にして玉ねぎ苗を植えにけり 浩 風
26 満月が誇らしき浮き草もみゆ はなぶさ
25 冬の陽の窓に梢の影揺るる 春 生
20 暮れなせば石蕗の花黄の極み 媛 香
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番 号 特 選 5 句 俳 号
15 ほろ酔いで帰る小径の豆の月    投票 6 票 哲 朗
16 枯れ蔦や編み目の如く白壁に    投票 6 票 石の花
雪富士の裾に白雲棚引けり 投票 5 票 春 生
一日終え秋の夕日を拝みけり 投票 5 票 哲 朗
27 山葡萄手の届かざる崖の上    投票 4 票 べいこう
平成 29年11月 1日~平成 29年11月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
第 155 回 披 講
最終更新日時 H.29. 10.27 PM12:00
11月 の コ メ ン ト 解 説
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     [季語は主役に]俳句の基本
    説明の言葉]を避ける
     言葉の無駄遣い]をしない 
     ④ 情景をしっかり[映像化]する
      ありふれた表現は避ける。
     17音には1つのポイントにする
      中七は字余りにしない 
      情景を鮮やかに
      助詞一つでオリジナリティー
      「も」は重ねて使うと効果的。
      説明的な表現を避ける
      語順を効果的に
      表現は、具体的に
      理屈より映像を
 夏井いつき の 俳句プレバトより  
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 ◇ 4番  冬めくやバンドフェスティの見事なり 語句の省略しない方がよい
                  読み替えて 秋晴れや見事なバンドフェスティバル
 ◇ 5番  ひよどりの木の実落として飛び去りぬ 季重ね 「ひよどり」秋 「木の実」秋
                  読み替えて ひよどりや梢で遊び飛び去りぬ
 ◇13番  吾子生まれ金木犀植香る秋       季重ね 「金木犀」秋 「香る秋」秋 中七は守りたい 
                  読み替えて 
吾子生まる金木犀の香る頃
 ◇15番  ほろ酔いで帰る小径の豆の月     季無し 私の歳時記では「豆の月」は有りません
                        九月十三日の事でしょうか?
 ◇16番  枯れ蔦や編み目の如く白壁に      切れ字「や」を上五で使う場合中七で
                        上五のことを言わないのが原則のようです。 
                  読み替えて 
枯れ蔦や無住となりし郷の寺
 ◇18番  校庭を紅葉とみどりのコラボなり 季重ね 「紅葉」秋 みどり」夏 中七は守りたい
                 
 詠み替えて 校庭を紅葉と木々のコラボなり
 ◇19番  弾痕の跡くつきりと時雨けり   場所を具体的に
                 
 詠み替えて 戦跡の弾痕激しく時雨けり
 ◇20番  暮れなせば石蕗の花黄の極み      夫が妻に食事を作るなら
                 
 詠み替えて 病む妻に男の料理暮の秋
 ◇21番  妻病みて食作りをり秋深し       季重ね 「暮れ」冬 「石蕗の花」冬
                 
 詠み替えて 薄暮には石蕗の花黄の極み
 ◇22番  深海魚囲炉裏で絶句秋の夜        季重ね 「囲炉裏」冬 「秋の夜」秋 三段切れ?
                 詠み替えて
 宵更けて囲炉裏で絶句深海魚
 ◇29番  群れ下りし追う人とも無く稲雀     送り仮名不用
                 
 詠み替えて 群れ下りし追う人も無く稲雀
 ◇30番  秋晴れや目の手術する妻につく     少し判りやすくしてみました。
                 
 詠み替えて 秋晴れや目の手術する妻に添う
   以上 コメントをいろいろ述べてみましたがこれらについてご意見・
ご感想があればどんどんメールでお知らせください。このページに追加して
皆さんに紹介します。

 メールアドレス:i-yama0812@lapis.plala.or.jp

TVの俳句バトル・俳句さく咲くなど結構参考になります。