平成29年 1月1日~平成29年 1月20日 投句分
互 選 句
紫陽花
番 号      選   句 俳 号 得 票
1 誕生日問うも診察着ぶくれて 高 越
 
2 寒鯉に池半分の日向かな 春 生 2 票
☆ 大寒の池は寒々としていました。
(媛 香) 池半分が日向って水面には鯉が冬眠から覚めて
      泳いでいるのです。
(そらまめ)具体的な景よく読んでいます。
 
3 寒鰤を捌いてくれと娘(こ)が来たる べいこう 3 票
(哲 朗) 大きい魚は捌きにくいですね。
(春 生) 良くわかります。俎板に横たわる見事な鰤が
      目に見えるようです。
(そらまめ)鰤を捌くのは女性では無理ですね。
 
4 春を待つ杖立てかけて夫病床 媛 香 2 票
(春 生) 早く良くなるといいですね。
(高 越) 季語が全快を待ちわびる夫の心情と良く
      合っていると思います。
 
5 我が人生齢(よわい)を重ね寒にいる 石の花 1 票
(媛 香) 歳を取り長生きすれば寒さは身に堪えます。
      寒に入る季語が良いですね。
 
6 庭掃除終えてしばしの日向ぼこ そらまめ 5 票
( 扇 ) 疲れの後の日向ぼっこ心地よいですね
(浩 風) 一汗かいての一服いいですね。
(春 生) あたたかな雰囲気です。
(高 越) ほっとひと息ついている。日向ぼこして疲れを癒す。
(媛 香) 庭掃除を終えてホットした一瞬の日向ぼこ
      気持ちが良いでしょうね。
 
7 新年の吟の奉納空晴れて 浩 風 3 票
(べいこう)清々しい句
( 扇 ) 今年最後の声だし、元気で気持ちよかったですね
(高 越) 空晴れて、で奉納後の清々しい気持ちが見えます。
 
8 酉年に今昔の感モガリ笛 石の花
 
9 たすき継ぐ吹雪の都大路かな 高 越 6 票
(浩 風) 凄い吹雪だったですね。
(哲 朗) 吹雪の中の駅伝は大変でしたでしょう。
(春 生) 京都駅伝の一コマですね。
(媛 香) 吹雪の中のマラソン見ていて感動しましたね。
(石の花) 今年の京都マラソンすごい吹雪でしたね。
(そらまめ)すさまじい吹雪でしたね。
 
10 あたふたと日々過ぎ去りし除夜の鐘 3 票
(べいこう)あたふたとに凝縮されるようです
(浩 風) 年末はあたふたと忙しかったですね。
(菜の花) 年負う毎に速いですね
 
11 雪の中女子マラソンの健闘や 菜の花
 
12 寒雷や地響き起こし去り遣らぬ 媛 香
 
13 小春日やパチパチパチと庭木摘み そらまめ 1 票
( 扇 ) 可愛い新芽を切っているようすが聞こえて来ます
 
14 初雪や庭の地面は真白なる 浩 風 1 票
( 扇 ) 地面に雪がちらちら見えると肩がすくみます
 
15 餅花や神棚飾り祖霊笑む べいこう 1 票
( 扇 ) 毎年の行事ですが楽しいですね
 
16 師の句碑に淡き木漏れ日初薬師 高 越 3 票
(べいこう)師を大切にする気持ちが出ています
(哲 朗) 情景がよく出ています。
(春 生) 師を思う気持ちが出ています。
 
17 児童等の声援あがるどんと焼き 2 票
(浩 風) カン高い子供の声で一段と燃え上がりますね。
(菜の花) 元気貰えますネ
 
18 駅伝に若さが燃える三が日 石の花 2 票
(菜の花) 一生懸命、走る姿に感動し全員に応援したいです
(そらまめ)確かに若さですね。
 
19 風強き日の葉陰にそつと寒椿 春 生 3 票
☆ 風を避けるように咲いていました。
( 扇 ) 寒椿の花も一日でも1時間でもみんなに見て
     貰いたいですよね
(浩 風) 一輪葉陰に咲いている景いいですね。
(石の花) 静かに寒椿の咲いている光景が浮かびます。
 
20 水脈(みお)たてて鰤船団の寄港かな べいこう 1 票
(高 越) 寒鰤を満載し大漁旗をなびかせて母港へ帰ってくる、
     「水脈たてて」から勢いを感じます
 
21 初御空雲一つなく静かなり 哲 朗 2 票
(菜の花) 初日の出は雲一つなく感謝でしたね
(石の花) 今年の元日は気持ちの良い天気でしたね。
 
22 どんど焼き集いし人の賀詞交換 そらまめ
 
23 平均に寿命延びたる福寿草 媛 香
 
24 初春や曾孫初めて抱く重さ 菜の花 3 票
(浩 風) 赤子の重さ、初めて抱く感触何とも言えない
      感じいいですね。
(哲 朗) 曾孫さんを抱かれた時の様子が目に浮かびます。
(春 生) ずっしりと重さを感じているようです。
 
25 山茶花のこぼれし花弁掃き惜しむ 哲 朗 4 票
(べいこう)作者のいとおしむ気持ちがよく出ています
(媛 香) サザンカの花片ほんとに綺麗ですネ。
      掃き捨てるには惜しいような。
(石の花) 庭の枯葉も含めそのままが風流ですね。
(そらまめ)情緒を楽しみましょう。
 
26 条幅に孫の書き初めすみ香る 2 票
(哲 朗) 書初めに様子がよく出ています。
(高 越) 書き上げたばかりの書き初めから香る墨の匂い。
      孫を誉めてやりたい爺の気持ち
 
27 土掻いて埃だらけの寒雀 春 生 4 票
☆ 餌を漁って一生懸命でした。
(べいこう)雀が砂にまみれている情景かよろしいです
(媛 香) 砂浴びをして丸く穴を作り遊んでいる寒スズメ
      可愛いですね。
(石の花) よく観察していますね。
(そらまめ)冬場は餌が少なく一生懸命ですね。
 
28 新年会久しき友と盃交わす 浩 風 2 票
(哲 朗) 楽しく歓談の様子がうかがえます。
(菜の花) いつまでもお友達は良いですね
 
29 一湾を望む水仙七分咲き 哲 朗 4 票
(べいこう)景観のよいところが表れています
(高 越) 双海の水仙畑の景と見ました。
(菜の花) 湾を望み水仙の香がお見事でしょうね
(石の花) 山の斜面の水仙畑七分咲きが季節を決めていますね。
 
30 新春に感動コラボ月と星 菜の花
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第 145 回 披 講